横浜ラグビーニュース

全国初!未就学児向けラグビー体験プログラムを実施しました

観客動員数170万人以上を記録し、2019年の話題をさらったラグビーワールドカップ2019。日本対スコットランド戦のテレビ視聴率は54.8%と、老若男女が応援したスポーツイベントは子ども達の目にも鮮明に映ったようで、最近では公園でラグビーボールで遊ぶ姿も見られるようになりました。

横浜市は、そんな子ども達がラグビーにもっと触れられる機会を作るため、日本ラグビーフットボール協会と連携して、4・5歳児の未就学児を対象としたラグビー体験プログラム「うんどうの達人」を全国で初めて、横浜市内の保育園、幼稚園、こども園でスタートさせました。

トップバッターは1月31日の関東学院六浦こども園。子ども達に楽しんでもらえるか、大人達も緊張の面持ちの中、プログラムはスタートしました。

今回は男女合わせて約80人の子ども達が前半チームと後半チームに分かれてラグビーを体験しました。

当日はあいにく寒空となりましたが、子ども達はとっても元気!中にはラガーシャツやラグビー日本代表ユニフォームを着ている子もいたりと、気合十分でした。

まずはボールを使った準備運動。先生の呼びかけに応じて、我先にとラグビーボールに飛びつきます。お友達同士でボールをパスし合いながらボールの感触や動きに慣れていきます。パスするときは相手の名前を読んでコミュニケーション。とても大事ですね。

次はタグを使った氷鬼。広いグラウンドを走り回り、チームに分かれて腰につけたタグを取り合います。タグを取られた子は同じチームのお友達にタッチされるまでその場でフリーズ。プログラムは普段から園で実施されている鬼ごっこなどの遊びにラグビーやタグラグビーの要素を採り入れており、子ども達が分かりやすいルールとなるよう工夫されています。

次にトライを決める、名付けて「突破鬼」。トライを決めるゴールエリアの前に鬼役の先生が立ち、子ども達はボールを抱えて鬼の正面へと走っていきます。ステップを刻んで鬼の横を走り抜け、芝生へダイブ!ラグビー日本代表も顔負けのトライです。

最後にタグラグビーに挑戦!タグをつけた子ども達が4対4に分かれ、ボールを仲間同士でパスしながら相手チームを突破してトライへ。途中で「ノックオン!」と叫ぶ子もいたりと、ラグビーワールドカップ前にはおよそ見られなかったであろう光景にびっくり!ラグビーが徐々に子ども達の間で浸透しつつあることを実感しました。

変則的な動きを見せる楕円球を丁寧にお友達にパスしてトライへ繋げる、タグを取ったら大きな声で「タグ!」、タグを返すときは優しく声をかけて返す、ゲーム後は相手チームを仲間として握手で終わるなど、ラグビー憲章にもある「結束」や「規律」「品位」「尊重」「情熱」といった精神を学びました。

プログラム終了後、子ども達からは「ラグビーボールを持って帰りたい!」、「パスやタグラグビーが面白かった」、「ラグビーワールドカップで見たトライができて楽しかった」、「またやりたい!」といった声が聞こえ、とても楽しんでもらえた様子でした。

この日は関東学院大学ラグビー部の新4年生の選手3名が「お兄さん先生」として参加してくださいました。関東学院大学は12月に行われた入替戦で、拓殖大学に勝利して3年ぶりの関東大学リーグ戦1部昇格を決めたばかり。そんな「お兄さん先生」がパス回しやキックを披露すると、子ども達から「わーっ!」「おぉーっ!」といった感嘆の声が上がりました。

プログラム終盤にはすっかり打ち解けて、「お兄さん先生」に抱きつく子ども達。普段から練習や試合の合間を縫って地域のラグビースクールなどに教えに行き、子ども達と触れ合う機会が多い彼らも「ここまで小さい子ども達に教えるのは初めて」と言い、「また機会があれば是非協力します!」とさわやかな笑顔を向けてくださいました。

プログラム終了後は、関東学院六浦こども園の園長先生やスポーツインストラクターの方、日本ラグビーフットボール協会、プログラムを企画制作した株式会社小学館集英社プロダクション、関東学院大学ラグビー部の選手の皆さん、神奈川県・横浜市で振り返りを行いました。

タグラグビーのルールを教え、競技を普及させることも目的ではありますが、ルールで縛ることで子ども達のやる気をそぐことにならないよう、また何よりも、子ども達のタグラグビーを楽しむ気持ちを大切にできるよう、プログラムをどのようにアレンジしていくかなど、意見交換が行われました。この体験プログラムは全11回で構成されますが、今回得られた教訓は、今後のプログラム実施に向けて重要な課題となりそうです。

今年度は横浜市内では関東学院六浦こども園のほかに、天王町保育園、南浅間保育園、白幡保育園で実施を予定。日本中の子ども達が気軽にラグビーを楽しめる未来を目指して、ここ横浜から、取り組みは始まったばかりです。

 

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日本ラグビーフットボール協会と連携して未就学児向けラグビー体験プログラムをスタートします!(横浜ラグビー情報)

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