横浜ラグビーニュース

ラグビーワールドカップ2019レポート<その1>

世界中が熱狂したラグビーワルドカップ2019™️。その決勝当日、横浜国際総合競技場の周辺ではどのような盛り上がりを見せていたのか。

熱気あふれる非日常的な街の様子をお届けします。

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「こんな新横浜駅は見たことがない! 」

昼過ぎに新横浜駅に降り立つと、試合が18時からにも関わらず、電車が到着すると改札から続々と人が押し寄せてくる。とにかく人の多さに驚いた。

駅交通広場には決勝戦に進出した「イングランド」と「南アフリカ」の紹介をテーマにした大きなフラッグが掲出され、「いよいよ!」というムードがぐっと高まっていた。海外からのTVクルーも取材をしており、レポーターがそのフラッグを背景に中継していた。そして、思い思いにスマートフォンで撮影するファンなどで溢れかえり、ラグビー熱に溢れた非日常空間となっていた。

新横浜駅前のイベント広場では、海外からのお客様を歓迎するために「習字」や「剣道」などの日本文化を体験出来るワークショップや、ラグビーの要素を取り込んだアトラクションが行われ激しいラグビーの試合とは違って、いろいろな国の人たちが、日本文化、ラグビーの遊びを体験して、笑顔になっていたのが、何とも微笑ましく感じた。

また、国歌・アンセムをみんなで歌うスクラムユニゾンのメンバー村田匠氏と地元小学生によるイングランド、南アフリカ両チームの国歌・アンセムの元気いっぱいの歌声が新横浜駅前に広がった。特に該当国のファンの方々は、とても嬉しそうに大きな声で一緒に歌っていたのが印象的だった。それは正に試合が終わった後は敵味方関係無くお互いを尊重するというラグビーの“ノーサイド”の精神とその価値が見事に伝わるパフォーマンスだった。

新横浜や小机駅周辺には、フェイスペイントやコスチュームに工夫を凝らした国内外のファンが続々と競技場を目指して歩いていく姿は圧巻だった。そこには、試合までの雰囲気をも楽しむというラグビー独特の文化があり、人々がフレンドリーでフランクだ。だから、こちらが取材でカメラを向けると、笑顔で答えてくれる。

例えば、レンジーの模様を生地にした着物を着た女性、お揃いのショッキングピンクのスーツのグループ、驚くようなフェイスペイントや被り物など、それぞれの人たちが本当に思い思いのスタイルで、「心からラグビーを楽しもう! 」という気持ちが伝わって、こちらも気分が上がってくる。そんな空気が街全体を包み込んでいた。

また世界中からのファンを迎えるボランティアの方たちは、心からの笑顔で対応されていて彼らたちもまた「一生に一度」の瞬間を楽しんでいるように映った。

試合開始時間が近づくにつれて、横浜国際総合競技場周辺にファンが集結してくる。その様子は、「世界が横浜国際総合競技場に集まってきた! 」という印象だ。

そして、所々で国歌が歌われ、歓声が上がり祝祭ムードが最高潮になった。

試合が始まると横浜国際競技場が、「うぉー! 」と唸りを上げた。

それはまるで生き物のようだった。

この大会が生んだ様々なドラマや選手たちの息吹、ラグビーファンの熱狂、そして大会に携わった人々の情熱などが決勝で1つになったように感じた。

その歓声を聞いて、鳥肌が立ち熱いものが込み上げてきた。

 

試合終了後は、街中で“ノーサイド”の交流が行われ余韻を楽しむ人たちで溢れていた。

それは、ラグビーワールドカップ2019の熱い戦いが無事に終わり、世界中が“ノーサイド”になったことを喜び乾杯しているように思えた。

 

 

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